古民家耐震 パネル型 面格子壁
古民家耐震 パネル型 面格子壁は、一般社団法人全国古民家再生協会が長期の実験、検証データをもとに産学との研究で開発された、伝統構法住宅（古民家）用耐震補強壁です。伝統木造建築物の美的外観を損なうことなく、耐震改修に適合し従来の合板耐震補強パネルの欠点でもある通風の遮断、湿気による性能低下を回避し規格が統一されていない伝統構法住宅にも個別に柔軟に対応できるすぐれた耐震補強製品です。
伝統構法住宅の場合、長辺方向に対して、短辺方向の耐震材が不足することが多いですが、それは短辺方向が採光を確保する部分であることによります。そこに、この古民家耐震パネル型面格子壁を利用すると、採光を確保しながらの補強が可能となり、耐震性の不足も低減できます。 従来の面格子壁は仕様が不明瞭であり、現地での製作のため品質のムラが多かったですが、古民家耐震パネル型面格子壁は工場生産の商品とすることで高い精度と安定供給が行えます。
古民家耐震パネル型面格子壁の製作には、古民家動的耐震診断を実施し、その診断結果に基づき設置場所を決定し、施工後も再度古民家動的耐震診断を実施することで強度がどのように上がったのかが明確にユーザーへ提示することができます。
井上建築では、認定工場としてこの古民家耐震パネル型面格子壁の製造を行っております。
